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東北地方太平洋沖地震に思うこと
昨日、東日本で未曾有の災害が発生しました。
今も刻々と事態は推移しています。
まだまだ安心できる状態ではありません。
お亡くなりになった方々にお悔やみを申し上げるとともに、被害に遭われた方々や不安な日々を過ごしている方々にお見舞い申し上げます。
また、救助活動などにご尽力されている方々に感謝と尊敬の意を表したいと思います。

地震発生時、僕は大阪市内のビルの高層階で勤務中でした。
免震構造のビルのため、大阪にも関わらず非常に大きな揺れを感じました。
そのタイミングではこれほど大きな災害になっているとは予想だにできませんでしたが、時間を追って入ってくる様々な情報に動揺を隠せません。

僕は阪神淡路大震災を経験しています。
当時、兵庫県の東の端、尼崎市に住んでいましたが、自宅も少なからず被害を受けました。
また親族が震源に近い所に住んでおり、数日間行方が分からない状態にもありました。
幸い4日後に避難所にいる事が判明し、救援物資を持って現地入りしましたが、その時の被災地の惨状は今でも記憶に深く刻まれています。

当時はまだ携帯電話もネットも普及しておらず、情報の入手が非常に困難だった事を憶えています。
それに比べて今回は情報の流通が当時と比較にならないほどになっています。
(もちろん被災地の方々にとっては情報を入手できる手段が非常に限られており、まだまだ十分に伝わっているとは思いませんが)
特に実感として思うのは、ネットの"力"です。
twitterなどのツールによって個々人のリアルな、重要な情報が発信され続けています。
既存のメディアのように一方的な発信ではなく、相互に共有することができる、これは凄い事だと思います。
専門家や経験者が一つひとつは小さいけれど必要な情報を発信する、それを多数のフォロワーを有する文化人や芸能人の方々が拡散する。
みんな、被害に遭われた方々に届け、との想いで自発的に行動されています。
年齢や性別や立場を超えて人と人とが繋がり、草の根的に助け合うという事が、今まさにネットの世界で行われています。

人と人との関係が希薄になってきたと言われて久しいですが、有事の際には助け合える、その精神が僕ら日本人のDNAには刻まれています。
あらためて日本人として生まれた事に感謝するとともに、一人でも多くの命が救われることを切に願います。

全ての人々に、"頑張れ"
by ysk524 | 2011-03-12 22:42
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