年始早々固く重い話です。
今日は写真もありません。 ---------- 「嘘も方便」という言葉があります。 人と人とのコミュニケーションにおいて、嘘は、場合によっては潤滑材の役目を果たすことがあります。 真実をありのままに伝えるよりも、嘘で包み隠したほうが自分にとっても相手にとっても幸せな結果をもたらすことがあります。 しかし、それはただ自分の保身のためだけでなく、相手のことも思いやる気持ちがあっての事だと思います。 自分と相手にとって最善の結果をもたらすのであれば、嘘も方便となり得るでしょう。 しかし、逆に自分の保身のためだけに嘘をつき、結果的に嘘であることが明らかになった時に、相手も、そして自分も傷を負うことも多々あります。 ましてや、その嘘が、容易に嘘であると分かるような場合は尚更です。 また、嘘をついたことで、その嘘を取り繕うためにさらに嘘をつかざるを得なくなる事も、よくある話です。 最近観たドラマの登場人物の台詞にこういうのがありました。 『どんなにつらい真実であっても、嘘をつかれるよりはいい。』 嘘をつくことで最悪の結果を招いてしまうよりも、真実を正直に話すことが必要な時もあります。 相手が覚悟の上でそれを望んでいるのであれば、それに応えてあげる事が必要な時もあります。 常に相手の事を考え、時と場合を見極める努力は怠ってはいけません。 その場の取り繕いや言い訳や責任逃れなどの自己保身のためだけではなく、相手にとっても最善の結果をもたらすにはどうすれば良いのかを常に考えなければなりません。 方便になり得ない嘘もある、という事を知っておく必要があると思います。 人と人との関係には、信頼という二文字が欠かせません。 嘘によって、それが悲しみや疑念、怒りや憎悪に変わってしまわないようにしなければなりません。 必要に迫られ嘘をつかざるを得ない時、「今、自分は嘘をついている」という自覚を持たなければなりません。 そして、自分がついた嘘には最後まで責任を持たなければなりません。 自分の嘘が元で自分に返ってきたことは、どんなことでも受け止める覚悟が必要だということも知っておかなければなりません。 嘘をついた事を正当化し、そこから逃げることは、何も生まないし何も得られません。 たとえ自分では得られたと思っているものが仮にあったとしても、それには何の価値もありません。 嘘をつくことが当たり前に、平気にならないよう、私自身、心に留めておきたいと思います。 嘘の向こうには、常に、それを受け止める誰かがいるのだから。 ---------- 閉じていたコメント欄を開けることにします。 お返事はできないかも知れませんが、皆様のご意見をお聞かせ下されば幸いです。
by ysk524
| 2010-01-13 15:31
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